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Posted by ミリタリーブログ at

2017年03月13日

2017年2月15日(火) 当会主催4大学合同貸切


※写真はクリックで拡大してください
2017年2月15日(火) 4大学合同で貸切をしてきました。

あぁ義塾。あぁ義塾。この大学に生まれてよかった
塾生の人たちは、慶応がほかの大学に負けぬよう、三田キャン、日吉、湘南領土を守り、
慶応を悪者として扱っている早稲田・国立が心改め、大学ランキングでうそを教えないよう、お願いいたします
福沢先生頑張れ! 福沢先生頑張れ! 福翁自伝全員配布よかったです!
慶応がんばれ!エイエイオー!



投稿するのが遅くなってしまいましたが、
当サークルとKAMO(SFCキャンパス)、日大文理さん、明星大学さん、東京農大戦史研さんの4大学合同で貸切をしてきました。
今回は四大学合同五サークルだったのでユーゴスラヴィア社会主義連邦みたいでした。
参加者は17名と少なめで、全体的に走り回るゲームが多く、ブッシュだらけで匍匐前進も効果的だったので楽しかったです。

○集合写真

スメルシュや69将校、PKMなど珍しい装備が多くてウレシイ
明星さんは正確にはいくつかの大学の合同チームだったようで、様々な大学の方が参加していて多様性がありました。

○フィールド
今回もMETユニオンでした。
いつもMETユニオンを選ぶのは幾つかわけがあるのですが、
まず広いこと、射線が通りにくいので銃の性能差が少ないこと、そして匍匐前進で頑張れば初心者でもフラッグゲットが可能なことです。



茶色に染まる木々も美しく、この日は少し暑さを感じるくらいの晴れ渡ったサバゲー日和でした。
やはり日本のサバゲーシーズンは秋冬ですね・・・春は正直もう夏って感じだし

○当日の予定

●フラッグ戦
ひとまずベーシックなフラッグ戦をしました。四回くらいやったと思います。







会長も2回くらいフラッグ取れてウレシイ
やはり荒漠迷彩は強い

↑これなんですけど、手前味噌ですが関東の冬にはピッタリだと思います


東京農大の方が将校用のソ連69年規定の野戦服を着てこられており、これはサージ生地でクリームっぽいカーキ色の単色をしているのですが、それでも林の中ではほとんど判別が付かず色の重要性がわかりました。
みんな黒じゃなくていろのついたおべべを買おう!!!!



個人的な趣味もあり農大さんの69を撮影しまくってました

●殲滅戦
夏にやったサバゲーは決着が付くまでに30分くらいかかったので今回も時間かかるだろうな、とか思っていたら10分くらいで片が付いたゲームさえありました。








↑意外と普通の迷彩でも溶け込めちゃうんですよね
人数が少ないこと、林のおかげで接近戦が増えたことなどがあるようです。
実はバリケードごしに撃ち合うより敵の姿が見えない草むらでの戦いのほうが決着が付きやすいのかも?

●櫓攻防戦
櫓を取り合います。
櫓の上に上り弾を撃っていたのですが、意外と反撃が強烈で面白かったです。


今回は経験者が多いこともあってスピーディなゲーム展開が見られました。


エアガンって射程距離長いのかと思ってましたがそこまででもなかったんですね。
四回程度やりそのうちの半分はフィールドを全面使用しましたが、右フィールドの
一番高い所から撃った弾が左の櫓まで届いていませんでした。
自分のRPKや農大さんのPKM、その他弾数の多いエアガンが猛威を振るいました。



そのうち真正面からでなく四方向から突撃などの絡め手が行われました。




●潜伏戦
先に入ったチームを駆り出します。
これも長く付くかと思いきや、意外とみんな眼や耳がよくて15分くらいで発見していました。
市街地フィールドと林フィールドで二回ずつやったのですが、
会長が市街地の藪があって隠れられそうなところに潜んでいたらすぐ見つかってしまいました・・・意外とみんな目ざとい




裏表ゲーム共に全滅は予想外だった





その後匍匐前進でなんとか難を逃れたのですが、包囲されて縮こまっていると日大文理
の方に後ろから忍び寄られ、エアガンを突きつけられて降伏しました。
市街地迷彩(白黒のものです)を着られていて目立ちやすかったのですがかなり強かったです





↑この方かなり強かったです

●写真撮影
迷彩効果を実証して部員に迷彩服を買ってもらおうという計画を立てたので写真を撮りました。
なかなか良い写真が取れたと思います。












↑この二枚お気に入りです


その後全体で写真を撮りました。楽しかったので次回もやりたいと思います。
今回もじーまごっこをやろうかと思いましたが、イスがなかったので諦めました。

↑東方紅の真似をしようとしたら鉄のフォルゴレみたいになってしまいました





部員三名で中国軍装備の写真を撮る

この写真を中国に旅行した時にガイドのおばちゃんに見せたのですが、
「なにこれ日本の軍隊?」

「私息子がアメリカ留学行ってるんだけどね、アナタこれアメリカの入国審査で見られたらやばいよ」

などと言われました


おわり
  
Posted by ミリタリー衣装同好会 at 02:08Comments(0)参加報告

2017年02月01日

2016年12月28日 チキチキ!夜戦サバゲー


2016年12月28日 夜戦サバゲ

あけましておめでとうございます。慶応は1月末が試験で身動きがとれなかったため、投稿がだいぶ遅れてしまいましたが
去年の暮れに夜戦サバゲやってきました。





当日の気温はなんとマイナス!寒かったです。
市街の方であればそこまででもなかったのでしょうが、田舎&まわり一面田んぼのダブルパンチで
凍死するんじゃないかというくらい寒かったです。車を野外に停めておいたら霜がびっしり付きました。

さて、年末&平日&夜戦という事もありあちこち声をかけたのですがなかなか人が集まらず、
10団体くらい声をかけて唯一参加してくださった青山学院の青鯖さんを加え、
18名もこんな狂った企画に参加してくれました。特に初心者が多くてびっくりしました。

ゲーム中のかっこいい写真を撮ろうと思っていたのですが、あまりにも暗すぎてセーフティでの写真しか撮れませんでした・・・

●当日やったゲーム
メモを取っておらず基本行き当たりばったりで決めていたのであまりよく覚えていません・・・

①殲滅戦
METユニオンフィールドがめちゃくちゃ広く声が届かなかったため、「殲滅戦です!!!!!」と叫んだのですが聞き取れなかったようでフラッグ戦になってしまいました。
お互い様子見で決着が付かないと困るなと思ったので10分制限にしましたが、
皆アグレッシブに攻勢をかけていて制限時間内に決着がつきました。




②フラッグ戦
 殲滅戦と大体同じような感じです





③暗闇戦
正直ライトつけても消してもあまり変わりませんでした。
自分は後輩と分隊を組んで臨んだのですが、相手の位置が分からないまま適当に動き回っていたらヒットされました。
ナイトビジョンが欲しい・・・
眼鏡+ゴーグル+フェイスマスクは曇るのが眼鏡の辛いところですね





④分隊戦
真っ暗闇じゃ何も分からんということで電気をつけてやりましたが、
森林フィールドで電気をつけても正直何が起っているかわからないという・・・
ただ中心にそびえる棟の近くを通るときサーチライトで照らされたようになったのは
ワクワクしました。





⑤かくれんぼ
隠れるほうは銃無し、追うほうは銃ありでやりました。
解放軍の冬迷彩を持っていったのですが、意外と迷彩効果があったのか1メートルくらい先に接近されても気付かれませんでした。
というか大抵の服は同化していて、マルチカモのレプリカですら発見不可能になっていたので迷彩はすごいなと思いました。

セーフティでは電気が煌々とついていたため目が暗闇に慣れなかったせいかもしれませんね。ロシアで夜通しやった時は月の光だけで敵の影がはっきり見えましたが、今回はすぐそばにいても気が付きませんでした。


⑥間食
 2:30(朝のです)くらいに青鯖の部長さんとSFCサークルの部長が持ち寄った缶飯の品評会が開かれ、自分もラーメンを9人ぶんくらい作りました。「ごはんは自弁で」と言っておいたのですが買っていない人が多かったようで、用意してきて良かったです。
 葱をタッパ二つ分くらい刻んでおいた(車の中が葱臭くなりました)のですが、たちまち無くなったので皆お腹が空いていたのかもしれません。




料理を作るのは結構楽しかったし、友人から解放軍の食事のレシピを教わったり東独の料理本を買ったりしたのでまたやってみたいです

食事は1時間くらい続いたのですが、この頃になると参加者たちは飢えと寒さと疲労で口数が少なくなり、焚き火を囲んでグダグダしていました。
また暖房室で3人くらい撃沈しており、それを見た我々は「サバゲやんないでいっか・・・」「世界平和」「ラブアンドピース」などと言い出したため、しばらく解放軍レーションを食べるなどして過ごしました。






⑦鬼ごっこ

 残念な事に暗闇で危なく、一人の部員が転んで怪我をしてしまいました。
SFC部長が車を運転して近くの病院まで連れて行き、耳を数針縫う以外に異常は無かったのですが完治するのに時間がかかってしまい、大変申し訳ないことをしました。
今回は軽傷で済みましたが今後はより一層安全対策をしっかりして行きたいと思います。

また時間外診療なので治療費が結構かかってしまい、今後はワンデー保険やレジャー保険への加入も考えています。歯を折ったりすると7万円くらいかかってしまうので・・・
ヘルメットを貸し出し用に揃えるか、購入を義務付けるのもありかもしれません(amazonで1000円くらいですし)


⑧拠点攻撃戦
当日ほかに貸切をしている団体がいなかったので、フィールドさんからの許可が下り櫓があるレフトフィールドも使用しました。
普通に攻撃しても面白くないので旗を復活拠点にしました。
 会長は不調だったRPKをなんとか動かし櫓の上で粘っていたのですが、数十発撃っただけでまた不調になり、ほとんど青鯖部長さんのトンプソンと後輩のマフラー切断バイク並みにでかい音のするM4?頼りでした。





このゲームは結構面白く、相手チームも森林から迂回するのでなく真っ向勝負を挑んできたので白熱した戦いとなりました。
「右から来てる!」「旗を先に潰せ!」などの指示が飛び交う様は面白く、櫓の真下に取り付かれた時の末期感が良かったです。

自分は敵の影が櫓の照明に照らされてぼうっと浮かび上がるのを期待していたのですが、LEDは指向性が強いようで敵の目をくらましたものの影はあまり作っていませんでした。
逆に攻撃チームから見ると櫓の上がほとんど見えない場所もあったようです。

このゲームが終わると4時くらいで、後輩たちはまだやりたがっていたのですがフィールドは5時までの約束なのでここで終了にし、記念撮影をして解散しました。



しかし本当の試練はここからだった・・・
車の表面びっしりに霜が張り、前も後ろも見えない状態でした。しかも周りが暗いので道も見えない・・・
結局霜を取り除くのに1時間くらいかかり、出発できたのは6時になってからでした。




ユニオンの夜戦貸切は送迎バスがないので行きはタクシーで、帰りもタクシーを呼ぼうとしていたのですが一人の部員が送迎を名乗り出てくれ、四往復位して電車勢を京成酒々井に送ってくれました。頭が上がりません。

助手席と後部座席で眠りこける後輩を尻目に葱の臭い(取れない)と周りが見えないので開けた窓から入ってくる冷気に悩まされながら家まで運転して帰りました。
ざっと24時間くらい起きていた事になります。メガシャキとリポビタンDの組み合わせは最強だと思いました。


●総括
・そもそも冬の夜にサバゲーをやるべきではない
 解放軍荒漠の下にヒートテックステテコ上下+登山用靴下+-20℃用ブーツで臨んだのですが、寒かったです。
ウシャンカと目出し帽、ファー付き綿入れコートくらい用意しないと駄目そうです。
というかこれでも寒いのに向こうの人は-20度の気候の下の演習とかどうしてるんでしょうかね。寒い気候で暮らしてるから平気なのでしょうか。
ロシアでやった時は確か5度くらいで、友人からVKBO(戦闘装具セット)を借りて下着、セーター、スウェット、戦闘服くらいを着たら汗だくで、恐らく全部着たらこの気候でも耐えられると思うので、寒い気候には寒い国の装備を着たほうが良いと思いました。

自分はいいとして、ほかの冬季装備を持たない部員はもっと寒かったのではないかと思います。暖房室があったとはいえ可哀想なことをしました。
次回は・・・暖かいときにやりましょう!

・見えない
夜戦とブッシュフィールドは相性が悪いですね・・・これがヒストリカルや事前に展開を決め合ってのものだったら良いのですが、特に何の基準も無いふつうのサバゲーでやると前後感覚がなくなり気付いたらヒットされているような感じです。
一応サイリウムとライト6本を用意したのですが、サイリウムは寒すぎて凍り付いている上に光量が足りず、ライトは本数が圧倒的に不足(用意してきてって言ったやん!!!!)で役に立ちませんでした。

次回はデザートユニオンなど拓けていて照明が強いフィールドでやりたいと思います。

・足の問題
軍隊は徒歩から自動車化されるに至りましたが、サバゲーオタクは逆行しているようです。
今は結構な数のフィールドがバスを出しているのもありますし、何より我々若者が車をあまり必要としていないのもあるのではないでしょうか。

後輩のほとんどが免許証を持っていないのを聞いて驚きました。
例えば以前参加した、ネット上で参加者を募集していた夜戦では参加者60人くらいに対して40台くらいの車が来ていました。世代の違いを強く感じます。

一人暮らしだと車を維持するのは高いですしね・・・実家暮らしでもそもそも免許を持っていないとか、車が一台しかないので使えないとか、親御さんの許可が下りないなどあると思います。

長々と書きましたが、ここはもう免許持ち&車を出せる部員の増加に期待するしかなさそうです。まあ昼間であれば送迎バスがあるのですが、送迎バスがないフィールドもありますから・・・

・安全対策
今回は安全対策を強く意識させられました。事前に最寄の救急外来を受け付けている病院を聞いておいたのですが、実際に起こるとなると手間取って浮き足立ちました。
自分だけ(つまり ①幹部以上、②主催者、③車が使える が一人のみ)だと身動きがとれず怪我がが悪化していたかもしれません。
安全管理担当者の任命、保険の契約などを考えるべきでしょう。


・装備充足率
今回は6名がレンタル希望を出しました。8月にやった時は参加者28名でレンタル希望者がいなかったので余裕だと思っていたのですが、数日前に6人も出ると・・・
5丁用意すれば良いだろうと思っていたら甘く、不調も多かったため1人に拳銃、2人に度々弾の詰まる銃で戦わせることになってしまいました。
服も無く、弾も銃もない部員が多いので、できればそろそろ充足率を上げたいと思います。

服は趣味で集めまくってるのでいいのですが、銃(安くても2万程度して高い、バッテリーも高いし足りない)や弾(かさばる、そんなに備蓄しておけない)は正直キツいです・・・
フィールドレンタル&フィールドで買わせるでもいいのですが、いきなりポンとゴーグルレンタル500円、銃レンタル一回2500円、弾一袋2000円を出させるのは初心者にはちょっと酷かもしれません。


●感想
寒いけど楽しかったです。特にラーメンをみんなで食べているとき狂四郎2030ごっこをしたのが楽しかったです。まあしばらく寒空の下での夜戦はいいかな・・・湯沸かし器からこぼれたお湯が一時間で氷に変わっていてびっくりしました。
個人的には苦労して持ってきたダンロップの六人用テントとヒーター二つが全く役に立たなかったのがショックでした。

最初はカレーを作って持っていこうと思っていたのですが、前日やった後輩との飲み会で
「いやそれは腐る」
「タッパ足りませんよ」
「かさばるし重いじゃないですか」
「米その場で炊くんですか!?20人分も!?」
と会長に対するルイセンコ学派批判が始まり、諭されたのでラーメンにしました。




ジ ー マ
海 軍 大 将


ちょうどいいイスがあったのでやりました。次ミスコンが開かれるなら自分は慰問団の公演でステージに上がろうとする兵士を押しとどめるMPごっこがやりたいです。





ステージといえば三田祭ステージで、「大学生のファッションです!!!!」と叫んで四人で同じ81式迷彩服を着る芸をやろうと思って輸入したのですが、間に合わなくて倉庫に積んでおいた81式迷彩服が四着ありました。
今回部員たちに貸して着せたのが気持ちよかったです。

最後にこのような寒々しい企画に参加してくれた部員たちや青鯖の皆さんに感謝の意を示したいと思います。ありがとうございました。


今は寒空キャンプとか雪中サバゲがやりたいです


また2/15にもサバゲーを企画しており、場所は今回と同じく京成酒々井から10分程度のMETユニオンです。参加費は3500円です。
レンタルは出さないつもりでしたが参加者の集まりが現在九名と悪いので、ゴーグルと弾、バッテリーを用意できる方には2人まで無料で銃を貸し出そうと思います。

おわり
  
Posted by ミリタリー衣装同好会 at 03:07Comments(0)参加報告

2016年12月16日

12/28、metユニオンで夜戦サバゲやります



年末!!!!!!チキチキ夜戦サバゲ!!!!!!!


●日時
12/28の19:00から
12/29 5:00まで

●場所
METユニオンの右フィールド
最寄り駅は京成酒々井


服、ゴーグル、銃共に無料レンタルあり、京成酒々井駅からの送迎あり

●参加費
3500

●用意するもの
あったかい服、懐中電灯

とりあえずこれに備えて6人用冬用テントポチりました。解放軍の3人用テントなら持っていたのですが、
絶対寒いので文明の利器マシマシで行きます。
当日は鍋やカレーなども用意するつもりです。
学生であればどなたでもどうぞ!

参加したい方は
・氏名
・学校名、学部
・レンタル、送迎の有無
・アレルギー(鍋を用意するので)
をteinosavage@gmail.comまでお送りください。



  
Posted by ミリタリー衣装同好会 at 01:23Comments(0)

2016年12月01日

2016年11/17~20、三田祭参加してきました


今年も10/17~10/20の4日間三田祭に出展してきました。
※写真はクリックで拡大です

●10/15(火) 準備一日目
去年は3人か4人で準備をしたため大変でしたが、今年は総勢7名での準備ができました。
具体的には日吉においてある荷物を解放軍の生活携行具に詰め込み、日吉から三田へ長征しました。
全員同じような色のでかい背嚢を担いでいたのではた目には変な集団だったと思います。



荷物を運び込み終わったあとは、パネルの搬入と机椅子の移動がありました。
このパネルは借りるのに一枚3700円もかかり、搬入は自分でしないといけない(組み立ては業者の人がやってくれる)
ものですが、結果的に借りたのは正解だったと思います。

しかし大きいうえに重い…6人がかり(一人は留守番)で運んで、30分くらいかけてやっと運び込めました。

その後はドーナツ食べて解散しました。

●10/16(水) 準備二日目
この日は家から資材や服、電動ガンを運び込みました。
正午くらいから設営を開始し、最終的に4人組み立てを手伝ってくれました。
去年は壁を段ボールで覆い、反射防止に横を100均のネットで覆ったのですが、かさばる上に防御性能が微妙だったため、
今回は帆布を利用しました。

横はパネルで覆い、上はネットで覆ったのですが、正直跳ね返りをあまり防げていませんでした…
一年生が来年の自宅倉庫の利用&車運転 を申し出てくれたので、来年はさらに射場を囲って掃除しやすくしたいと思います。





それでも準備が9時までかかった去年に比べ6時に終わったことを考えると月と鼈なので、やはりマンパワーは重要ですね。

比較用に去年の写真も張っておきます。




●10/17(木) 三田祭一日目




今年は平日にもかかわらず、休日だった去年の一日目と比べ売り上げが去年の二倍ほどでした。

この日は五人体制で、午後に一人来てくれました。
そのため宣伝と接客を分けられたのですが、正直去年と今年を通して外を歩いての宣伝はあまり効果がないのかな?と思いました。

去年の土曜のようにバグパイプを吹くくらい目立つことをすれば宣伝効果があるのですが一人二人が大声を張り上げたところで
あまり聞こえてないか、すぐに忘れてしまうのではないかと思います。


衣装体験もやりました

お客さんは途切れませんでしたがそこそこ暇があったので東方喫茶やたこ焼きを食べに行っていました。
また、一年生に89式中国武警を着せたら中国のネットニュース?のようなものに取材されました

この日は海外からのお客さんが多く、中国のGK80鉄帽を展示していたら

韓国人の方が笑いながら「このヘルメットを見ると兵役時代の嫌な思い出が蘇る」(GK80とM1が似ているから?)
「"君と僕"は何回も歌わされた」と仰っていました。

またその方が連れていたネパール人の彼女さんが
「これうちの迷彩じゃない?(89式武警を指さしながら)」 
と仰っていたのが面白かったです。
※中国の89式武警迷彩、日本の一型迷彩、ネパールの陸軍空挺迷彩は非常によく似ています


留学生でかなり若い方だったのですが、いまでも「君と僕 너와 내」や「最後の五分 최후의 5분」を歌っているんですね。
連絡先聞いておけばよかった


●10/18(金) 三田祭二日目
部員は五人来てくれました。
不思議なことに人が多いと人が集まるようで、この日は木曜日の二倍の売り上げがありました。

この日も留学生のお客さんが沢山来て、中国人の方に教練の発音を教えてもらいました。
自分は土日以外ずっと東ドイツ軍を着ており、ナチと勘違いされないか心配だったのですが、皆一目で東ドイツだと分かるところが興味深かったです。
むしろナチと勘違いされるのは日本人のお客さんの方が多く、これは日本で東独がナチに改造されるのも致し方ないのだろうかと思いました。






『東ドイツの服がたくさんあるみたいだけど、やっぱり安いからナチに改造するの?』
「いやあ材質がやっぱり違いますし、ポケットの形も違いますし、黒襟に改造するのも手間なんであんまり向いてないんですよ


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四日間で五回くらい聞かれた


午後になると一般のお客さんも徐々に増えていきました。
オタクは異性に弱いので女性のお客さんに「三田祭で一番面白い」と言われたのがうれしかったです。




東方喫茶の人が来店され、ブースで射的をしている最中
男根のメタファーガルパンのキャラクターのコスプレをしたストライクウィッチーズ同好会留学生OBが来店した時は
頭の中で「天~の~怒~り~か 地の~声か~」昭和維新の歌が流れ、
逃れられない悲しみのようなものとカルマを感じました。




●10/19(土) 三田祭三日目
この日は朝から部員が四名来てくれました。
また以前から実行委員に誘われていたお笑いステージに出てきました。

四人参加予定だったのですが
・会長
・一人は日本語がしゃべれない(留学生)
・一人は一週間前にドタキャン→実行委員会の手配した代役は忙しい→二日前に一年生に代役を頼む
・一人は当日ドタキャン→本番30分前に明治大学の学生芸人の方が代役を申し出てくれる


で当日までに参加者が二転三転し、できた練習が本番前二回のみというボロボロの状況で出演しました。
しかし代役の一年生は短い時間にも関わらずセリフを覚えてくれ、明治の方も10分でセリフや動きを暗記していて学生芸人の凄さを思い知りました。



会長は噛みまくり(ドタキャン二年を一番セリフが多い役にするつもりだったため)、留学生はセリフを忘れ
唯一「ミスコン海の家サークルを倒せ」というセリフで苦笑が貰える位スベり雰囲気が寒々しかったですが、
ほかの出演者もスベリまくっていたので総合的に見て我々の勝ちだと思います。

というか面白い人もいたのですがマイクの出力が弱く、サクラもいなかった
(実行委員会に『サクラはいるんですか?』と聞いたら『自分で手配してください!』と返された)ため全体的に反応が厳しかったです。

お笑いの後屋内のお笑いステージを見に行きましたが、めちゃくちゃ面白かったのでやはり餅は餅屋だなと思いました。

教室に戻りしばらくすると当日ドタキャンチンパン二年が悠々と来て、以前サークルでそろえた中国民兵を着ずよくわからないマルチカモを着ていて殺意が湧きましたが、
繁忙期の土曜を最後まで手伝ったので許そうと思います






中国公安装備の二年が今年の九月から入ってくれたのですが、彼の宣伝が非常にうまく、声もよく通ったので沢山の来場者が
足を止めて入ってくれました。
また頼れるロフトバイトの二年生と働いてくれる一年二名がうまくお客さんをさばいてくれたおかげで、
この日の売り上げは去年より多く、来客もまったく途切れませんでした。




●10/20(日) 三田祭四日目
いつも午前中は低速ですが、11時くらいから人が来はじめました。
またそれまで30発か60発のみのお客さんが多かったのですが、90発120発やられる方がチラホラ出てきました。
一番忙しく服もほっぽりっぱなしだったので展示スペースが中田商店みたいになってきました。


凄い人入りでした。一番忙しいときを写真に納めていなかったのですが、最長で15人くらい並んでいました。





午後からインカレ部員が二人と、友達が二人来てくれました。
お客さんが途切れず忙しいときに「サスペンダーどこ!?」「ブーツどこ!?」「やっぱ赤軍着るわ」
と声をかけられ繁忙期の居酒屋の店員の気持ちになりました。また「やっぱやめるわ」で脱いだ服が床に脱ぎ散らかされていて揺るぎない大切にすべき日本の心を感じました










しかしひとたび宣伝に出ると結構な数のお客さんを連れて戻ってきてくれました。
サバゲーマー装備が中心の日本では抗日、東独、北軍、ベトナム戦争のグループは珍しかったようで、
ブースに来店したお客さんにも「さっき別の校舎で4人組を見かけたけど、あれも友達なの?」と聞かれました。

彼らの話で一番面白かったのが、「すごい乗り気の女子大生二人と意気投合して、ブースまで連れてきたのに『じゃあこれで』で帰っちゃった」です。

自分も入部希望の慶応生がいたので
「じゃあグループ誘いますのでline教えてください」
『ちょっと携帯壊れてて…』
これナンパじゃないんですが…
『いやちょっとスマホ忘れちゃって…』
となったのでアドレスを書いた紙を渡しておきました。何がいけなかったんでしょうね~~(たぶん話し方)
たぶん入部しないと思いますicon03icon03icon03face07


また留学生の提案で「写真可」と貼っておいたら沢山写真を撮られ、特に米軍装備と留学生は女の子と一緒に写真が撮れて満更でもなかったようなので良かったです





この日も頼れる下級生四人がいたおかげで呼び込み、受け付け、接客のパターンが確立し、大きな利益をたたき出しました。
創立以来の赤字が消えたほどでとてもうれしいです。
特に風通しが悪く暑い部屋の中で数時間も頑張ってくれたロフト、武警、ずっと呼び込みをしてくれた公安には頭が上がりません。

夜6時に終了し、掃除、パネル片付けをし、なんと8時台に上がることができました(去年は10時)






↑隣の喫茶サークルの人と仲良くなりました。
ペットボトルのお茶を出すサークルが多い中ここは一から豆をひいたりティーバックを煮出したりしてくださったので、
一息つくたびにここでお茶を買っていました。

中庭のゴミ箱に沢山ゴミが放置してあり(本当は集積場まで持っていかないといけない)
美しい日本をここでも発見することができました。

最後に同じ階の団体と記念写真を撮りました。



その後中華料理行ってささやかな打ち上げをして帰りました。


●10/21(月) 片づけ
遅刻チンパンはいつものように遅れてきましたが、それ以外は時間通り来てくれました。
日曜のうちにほとんど片付けが終わっていたのでそこまですることがなく、荷物を車に運び込み午前中に終了しました。

参加してくれた三人と学食でカレーを食べて生協でゼリーを買って帰りました。

道につけられた汚れを実行委員が苦労して取っていて、とても「「「「「「「美しい日本」」」」」」を感じました。
聞いたところによると実行委員はほぼ徹夜か泊まり込み、帰れてもシャワーを浴びる暇しかないそうです。
六日間お疲れ様でした。

●功労者たち







●部の記念写真








●感想
やはり活動率が高くないと人も増えないですね。今年の代は秋になってから参加率が高くなり、熱意もあるようで優秀なので
ぜひともこのまま参加してほしいです。
新歓では同様に熱意のある新入生を集めたいと思います。
利益は高い参加費や高いレンタル代、材料費に悩まされましたが、結果的に創立以来の赤字が消え、来年からまっさらな状態で
行えそうです。今後は一層効率的かつ効果的にブースを作りたいと思います。

・お笑いステージ
お笑いステージは「そこそこ奇抜でそこそこめんどくさい事言わなさそう(怖くなさそう)」なサークルなので呼ばれたのではないか?
と思ったのですが、結局担当の方に迷惑をかけてしまいました。スベったのにも関わらず留学生と一年は楽しんだようなので、
機会があってドタキャンしない信用のおけるメンバーが集まればまたやりたいと思います。

・来場者
去年のびっくり人間動物園みたいな悪夢にくらべて今年は変な人にまったく遭遇しませんでした。
人数が常にいたこと、留学生とその友達がいたので英語や現地語が飛び交っていたことなどがあるかもしれません。

現地語といえば「当サークルは政治的な思想を一切持たず…」というポスターを日、英、露、瑞典、中、仏、独(慶応への留学生が多い国です)で用意していたのですが、
韓国語とイタリア語が足りないな?と思いひとまずその場で先輩に連絡して翻訳してもらいました。



それを見様見真似で紙に書いたのですが、その場を通りかかった留学生に
「字が汚い」「文節が違う」と言われ、代わりに書き直してもらいました。

・実行委員
三田祭実行委員は新歓委員や矢●祭委員の対応(メールを平気で数週間無視する、常駐係員がいない、申請した書類を受け取っていないと嘘をつく)

きちんとしているなと思いました。たとえば教室担当、掃除用具担当などでセクションが分かれている=管轄が違うのですが、
巡回している委員に尋ねるとすぐに無線で管轄の違う担当者でも呼んでくださるのが有難かったです。

この場を借りて実行委員会の6日間の奮闘に敬意を表したいと思います。

三田祭はとても混んでいましたが、去年のように某矢サークルが救急車で搬送されることもなく(今年からアルコールは一人三杯まで、部員は非番でもアルコールを飲めない規定になったのが効いたのかもしれません)
無事に終わったのは実行委員のおかげだと思います。




また、手伝ってくれた部員たちにもお礼を言いたいです。









全体的に見て大成功だと思うので、さらに人数を拡充し、さらに長く続くサークルにしたいと思います。


おわり

おまけ

非公式キャラのチンパン君とダンボールで適当に作ったマネキン







  
Posted by ミリタリー衣装同好会 at 14:53Comments(0)参加報告

2016年11月07日

今年も三田祭(11/17~20)出展します!


今年も三田祭やります!公式サイト
日時は11/17(木)、11/18(金)、11/19(土)、11/20(日)の10:00~18:00です。
場所は院校舎五階の353A教室です。

出し物は射的と装備展示を予定しています。きてね!

駅から学校までのアクセス
最寄駅はJR田町駅か都営地下鉄三田駅です。

三田駅は二番出口、田町駅は西口です。当日ウェイ人民の波を追っていけば迷うことはないかと

校内のアクセス

赤丸が院校舎です。
正面出口から入って、ガラス張りの建物があるので、その建物をくぐり抜けてください(階段があります)
すると左側にステージがあるので、その前を通り過ぎると院校舎に行けるはずです(言語能力不足)

わからなかったらtwiterとかに連絡してくだされば迎えに行けます

  
Posted by ミリタリー衣装同好会 at 13:55Comments(0)新歓・勧誘

2016年10月27日

2016年10月15日、16日、Heart Rock 7th ~Final Stage~参加しました





はじめまして。一年のオムニと申します。10/15と10/16にハートロックに参加してきました。会長に頼まれたので参加レポを書きます。


●一日目:1100:戦闘準備
東京から富士辺りまで三時間、渋滞に引っかかりながらも無事到着。



午前11時ぐらいに着くと、もうベテランたちは着いていました。自分も米陸軍一般として参加するので米陸軍一般エリアに向かいました。
と、目に入ってくるのは堂々と並べられたhesco barrier(ヘスコ社製の展開式大型土嚢)、そして自作された木製の監視塔。
もう既に常連の方々がFOB(forward operating base、作戦を展開する基地の略)を設置していました。
中に入ってみると五十口径のM2 Browning付のHMMVV(高機動多用途装輪車両)ががが。

中も無線とか付いててほんとすごい完成度。基地内には他にもradar scattering woodland camo screening systemで
デカい簡易テントに加え Alaska Small Shelter Systemも完備されていて、もはやそこで生活できるくらいの環境が出来ていました。

この全てが常連の7,8名で設営されているから驚きで、毎回ものすごい大変な思いして作り上げたのがうかがえます。米陸一般で参加されてる人は合計10人そこそこなのでもうちょっと人が欲しい所(グリーンベレー多すぎィ)。


ほとんどがもう既に出来上がっていて、後は少し細かい所のお手伝いだけで、一日目の午後は結構暇でした。
14時辺りからファーストという会社のオークションがあり、それに参加しました。
「いるかいらないか本当に微妙なラインアップでお届けします」と言った触れ込みで、興味を引き立てられました。
競りがなかなか起きず、後半は「同業者なら涙なしでは見られない」と漏らしながら定価五桁の品がバンバン安値で売られていきました。
自分だったら心が折れてたかもしれません。


●一日目:寒さの洗礼を受ける
夕方になってくると本格的に寒くなってきて、皆がそれぞれ防寒服に着替え始めるころ。自分はと言えば、かなり焦ってました。
防寒服全然持ってきてねー。都会っ子感覚で出てしまったHeart Rock、予想以上に寒かったです。

米軍のレベル7のコート(米軍には野戦被服に1から7のレベルがついており、7は極地・極寒用)は一応所持していましたが、
そこまで寒くならないと思い持ってこず。代わりにレベル3の薄着のインナーを持ってきて、まあ寒い思いをしました。
どうせ車で行くならそこケチってどうする・・・寒さを凌ごうとベストとヘルメットを着け、完全に戦闘態勢に入ってしまいました。


●一日目:米陸一般の本気
装備の祭典でもあるHeart Rock、米陸の方々の本気はすごかったです。


隊長の装備がもうまさに頂点に立っていて、完璧な再現をしていました。
特殊部隊装備と違ってレプリカにあまり恵まれていないため、ここまで再現するのにどれくらい苦労されたのでしょうか。
無線周辺機器と電子機器類は特に高価なのですがそれも全てが揃っていて、正直気圧されてしまいました。




い、いいもん。もうちょっと背丈にあった貧乏部隊のリエナクトにするもん・・・
州兵だって派兵されるし、これからは州兵で行こう。

他に面白いと思ったのが米陸一般のcoyote brown(#81613E、米軍の典型的なカモフラージュの一種。いわゆる”米兵”でイメージする"米兵"の着ているベストの色。表現しにくいので、気になった方は検索してみてください)への統一ぶりでした。

一応2019年まではsand調でも大丈夫なのですが、皆さん先んじてcoyote brownを取り組みに行く姿勢、中隊曹長が居れば関心(?)するかも。

そうこうしている内に開会式が17:30に始まり、Heart Rockが始まりました。関係者各位へのお礼、そしてHeart Rock 2.0が今回で最後となったので、社長からの思いを聞きました。
再来年にも新しい形で何かをしたいとおっしゃっていましたが、具体的な内容は残念ながらまだ、とのことでした。

開会式の後部隊ごとでミニブリーフィングを行い、米陸一般は部隊分けを行いました。
今回は予想以上にUCPで参加した方が多く、OEF CPやOCP(俗にいうマルチカモ柄)の二倍はいました。そんなにいるならUCPで参加すればよかったかも・・・
OEF CP/OCPを使用するものはアルファチーム、UCPはブラボーチームで分かれ、
ブラボーは人が多かったので更に二班に分かれることになりました。


●一日目:夕飯
ミニブリーフィングは終わり、各自飯を食べに自分の基地へと戻り始めました。
が、ここでも準備不足と情報収集不足が目立つ形になってしまいました。
米陸軍だし、MRE(米軍採用の個包装のレーション)でも食べるのだろうと思いきや、普通に料理をし始めるOBの方々。

自分はというとカロリーメイトでいいやろぐらいの適当な気持ちで、かなりダメージを受けました。魚介パエリアとか作り出すとは・・・
哀れに思われた自分に隊長をはじめとする米陸一般の方々から食べ物を恵んでもらいました・・・情けない限りでした。

一応暗視装置を使ったエキジビションマッチが夜に行われたのですが、米陸一般は今回担当ではなかったのでお留守番。イッテミタカッタナー。
まあ暗視装置なんて持ってるわけないんですけど。

夜は宴会ムードで、もちろん酒を皆で飲みながら楽しく過ごす感じでした。自分は酒を飲まないのでここはしらふを通しました。
米陸一般はというと、結構ゆったりした雰囲気でした

そんな宴会ムードも2200ぐらいで終わりに差し掛かり、皆各自寝所へと向かっていきました。
OBは前に記述したAlaska Small Shelter Systemで寝て、自分は車中泊をしました。
米陸一般には朝からフィールドでCOP(前哨)設営という任があり、
手の空いてる者は0500から活動を開始することに。起きられる気がしない。


●二日目:朝
案の定携帯のアラームをマナーモードがもみ消してしまい、ばっちり寝過ごしてしまいました。


0600で活動体制に入りましたがまだ一応準備できることはあったので
トラックに乗ってフィールドに向かい、hesco barrierやらトーチカの設営を手伝いました。

フィールドから戻ってくると朝礼が始まりました。


●二日目:アホガン大統領、非業の最期
このイベントは「アホガン」というどこかで聞いた事があるような地名の架空の国をめぐる、
地元ゲリラと内戦に介入した有志連合諸国&暫定政府の戦いという設定になっています。


まず朝会ではアホガン大統領が壇上に登り、演説を始めます。とそこにゲリラが。
大統領が襲撃される演出で会場が盛り上がりました。そうして多国籍軍が本格的にアホガンに派遣される算段が決まりました。


朝礼の後にちょっと時間があったのでハンヴィーに追随してキャンプ一周をパトロールすることになりました。
きゃーそれっぽい。朝はテンション低い自分でもこれだけでテンションが上がってしまいます。

本来特殊部隊が先に現地入りするのが習わしだけど、今回は米陸一般がCOP設営作業を終えられていなかったので
フィールド入りは全部隊の中で一番(多分)。


●地元住民との邂逅
COP(前哨)設営を始めるや否やいきなり武装勢力らしき戦闘員が軽トラ二両に乗ってるのを発見。
現場に緊張が走るが、隊長が話を聞くと「どうやら只の狩人らしい」とのことでした。

荷台に軽機関銃があるとか何を狩ってるんですかねぇ・・・その二両を通すと、
「FUCK USA」の掛け声が去り際に聞こえてきて、こちらも負けずに「The fuck did you just say!!?」と返しました。

すると車両から猛烈な攻撃を受けました。COP設営の途中でもあったので遮蔽物がろくになく、
米陸一般はここで一旦全滅。戦争は厳しいのである。

さすがにこれでは寂しいので本国から新たな部隊が派遣されたという体でアルファチーム復活。
アルファチーム(故)の教訓を活かしてアルファチーム(改)はこれから現地人には厳重な検査をする事を誓ったのであった。


●にぎやかな前哨
基本的には現地住民が通ろうとしては検査する茶番を繰り返し、皆が一同米軍らしく振舞っていました。
現地住民がいない場合はとりあえず周辺警備に徹しました。周辺警備のつまらなさがより一層米陸一般っぽくて
個人的には大好評でした。


基本的にはアルファチームはCOP周りをウロウロして、ブラボーチームはCOPからちょっと離れて展開していました。ですのでアルファチームは大体暇で、ことある時はブラボーチームのために増援していく感じでした。

当初はずっと暇なので心してくださいと隊長に言われたのですが、なんだかんだで色々と他の部隊がCOPを経由して展開していくため、
他部隊は常にCOP周辺にいました。米陸特、自衛隊、SEALS,海兵隊、と言った具合で、寂しい時は割と少なかったです。

たまにCOPから出てアルファチームは周辺を散歩、もといパトロールを行いましたが、
大本営からもらった地図が間違いだらけで思うように進めなかったことが何回かありました。
結局何回かのパトロールで成果は挙げられず、中には開始五分でパトロール中止になる場面も。陸軍だなー。

現地住民のほとんどは仲良く接し、明らかに怪しくも交戦規程のせいで攻撃対象ではなく、歯がゆいものでした。
特に翻弄されたのが、伝説のスナイパーという異名で
毎回Heart Rockで米陸一般を翻弄しているらしい「現地住民」の方。

今回もばっちり仕事をされてました。茂みから狙い撃ちをし、顔を出しては交戦意欲は無いと示し、目を離した瞬間銃を構え撃ちはじめ、
とにかくタチの悪いこの上ない存在でした。しかも堂々と現地住民とCOPを通るのがまさに「ゲリラ」という感じがしました。
米陸一般の存在を引き立ててくれてありがとうございました、「現地住民」の伝説のスナイパーさん!!


●二日目:1400:最後の戦闘
そんな感じで1400辺りまで過ごしました。終了間際だったので、総攻撃があると囁かれていましたが、
どうやらCOPには総攻撃をかけないというのが予想でした。
なにせ丘を越えた所から叫び声と激しい戦闘音がしたのですが、COP周辺は平和そのものでした。


と、思いきやいきなり銃声が鳴り響き、至る所から攻撃を受けました。ばたばた倒れていく味方、ろくに見えない敵、COP内は騒然としていました。
そんな時に自衛隊がちょうど運よく差し掛かったので増援を受けたのですが、結局ゲリラの人海戦術が勝り、COPは二回目の全滅。

ゲリラはCOP内でちょっとした祝辞を行ってから「下がるぞ、ここは異教徒の土地だ」と言い残しながら
そそくさと特殊部隊が現れる前に撤退していきました。

そんな感じで米陸一般のHeart Rockは終わり、トボトボとキャンプの方を戻っていきました。

閉会式にて今回は450名が参加したという報告があり、Heart Rock最大規模であったということでした。

後片付けをして、これにて自分にとって最初で最後のHeart Rockを終了しました。
非常に楽しく、最後であったのが悔やまれますが、次回に繋げるとの社長さんの言葉を信じ、
より一層装備を集めて完成度を高くして次に挑みたいです。


  
Posted by ミリタリー衣装同好会 at 20:41Comments(0)参加報告

2016年10月17日

2016年矢上祭出展しました



10/8、9に矢上祭に参加してきました。

※写真はクリックで拡大



8はフリーマーケット、9は屋内で射的をやりました。

●8日

 去年も今年も何故か両日参加が認められず(去年朝の合同打ち合わせに行ったら日曜片日のみの参加はうちだけだった)
さすがに日曜だけで準備をするのはかなり大変で、営業開始が午後三時ぐらいからになってしまった経験を踏まえ、
今年は土曜日からフリーマーケットと並行して搬入を行う、という形にしました。
 これならフリーマーケットスペースに日曜日使う荷物を置いておけるわけです。

今回は一年一人、二年ひとり、フランス人留学生一人が来て手伝ってくれました。
特に一年生は米帝装備を揃えており、二年生も貸したアフガンカを購入したくなったようなので有望でうれしい限りです。

さて、荷物置きするだけではもったいないので部で共同購入して余った装備を売りました。
結果としては値段が高めだったのと客層が子供たちばかりだったため一つも売れませんでした

物が全く売れなかったのでそのあとお化け屋敷とかコンピューター研のVRゲームとかして遊びました。

●9日
 今回は一年生二人、二年生二人が手伝ってくれました。
去年の反省を踏まえ射撃場の規模を小さくし、片付けがしやすいようすべてテントとタンクに水を入れたおもりで組み立てる方式にしようとし、
中国に発注したのですが、

・折り畳み式テントは1.45m制限にひっかかって発送できない
・ならばと注文した10人用組み立てテントは勝手に配送会社が変えられ番号追跡ができない&今(10/14日現在)も届かない
・水を入れる方式の重りを発注したら「破損していたので送り返した」と言われる
・別の会社で注文したら破損していたので送
・三度目の正直で注文したものは「届けました」と表示されているのに届いていない


中国の通販サイトの恐ろしさを味わいました。
一応チャットアプリがあり、販売者に直接抗議して返金してもらえるのですが、中国語がわからないと返金してくれる確率は50%くらいなので、
おとなしく代行サイトを使ったほうがいいのかもしれません(そうすると元の値段の二倍くらいになってしまいますが)


結局まともに手元に来たものは
・帆布のでっかい防水シート
・でっかい蚊帳
・日本で注文した防虫シート
・日本で買った園芸用支柱


のみ で、一度は射的の中止も考えましたが、一年生の機転により椅子を二つ組み合わせて支柱を固定する方法が編み出され、無事実行できました。

あと防虫シートも20メートル用意したのですが、それでも射撃場すべてを覆うのには長さが足りず、弾が結構外に出てました……

どうにかして11時には開店することができ、子供を中心に沢山のお客さんが訪れました。
そういえば矢上祭は地元の小中学生が多い気がしますね。OB?がたくさん来る三田祭とは対照的です。
いやあお子さんたちは純粋でかわいいですね。お化け屋敷でも歓声や悲鳴をいっぱいに上げていてほほえましかっ

「その銃で処刑とかすんの?」
「10人でひとり3発ずつ撃つから300円ね!(その後ボーイズフルオートで一人で30発撃ちつくす)」
「これ安っぽいなぁ~~100円にまけてよ(フリーマーケット中に)」
「パンツも売るんですかぁ~?(自分が着替えている途中に)」

うるせえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



●当日の格好
土曜日の用意だけでめちゃくちゃ疲れたので日曜日はあまり歩き回りませんでした。
ちょうど装備が揃ったのでもうすこし元気があるときにやりたかったですね…

70年代解放軍

65式67年生産品!手に入ってよかったです。単純計算で半世紀ほど前の服だと考えると感慨深いですね。
手触りは日本軍の98式軍衣に似ています。



着てみると薄っぺらくかなりゴワゴワしていますが、いざ階級章をつけようと針を通そうとするとなかなか通らず、
手触りに反して強固な作りのようです(たぶん)
ゲートルも同じ生地でできていますが、頼りない見た目に反して強い力で引っ張ってもビクともしませんでした。

この下に下着がわりとして綿のYシャツを着るのですが、これも67年生産品です。着るのがちょっともったいない気もしました。
なのでレプリカがあったら輸入してみようと思います。
あとは帽子と綿靴下だけですね…(国慶節で物流遅れ)




幹部にアフガンカとKLMKを貸しました。ちびっこに大人気!




もう一人の二年生はサバゲ装備のスーツです。the evil withinのコスプレだそうです。
ネクタイにディンプルを作っていたのが流石だと思いました。




今年の九月から入学した帰国の一年生です(上のほう)
今回かなり手伝ってくれました。
米軍装備を一式揃えているすごい人材ですが、写真を撮る前に脱いでしまったので完全装備のがありません…


日曜は彼のヘルメットやボディーアーマーなどを展示しましたが、皆興味深そうに見ていました。
新歓でもPASGETを持ち「ボディーアーマー着てみませんか!」とやったら10人くらい来たので、
やはりボディーアーマーは珍しく面白いのかもしれません。




もうひとりの一年生に中国民兵を貸しました。着やすくて良かったと言っていました。
やっぱり帽子がキツい縫製のようで、彼も何度も脱いでいました。
本職の写真を見るとあみだ被り(ラッパー被りみたいなまゆ毛や額を見せたかぶり方)をしていたり、
頭から浮かすように被っていたのでこういう作りなのかもしれません




●反省

主なターゲットは家族連れのお父さんでした。あとは慶応生もそこそこ来てました。
ファミリー層にはよく受験の相談をされました。

去年は会長の自分も働かなければならないくらい忙しかったのですが、今年は一年二人と二年一人が熱心に動いてくれ、
自分と幹部一人は適当にぶらぶらして駄弁っているだけでよかったのが嬉しかったです。働いてくれた下級生にはいずれ何かでお礼をしたいですね。

特にスーツの二年はコストコでのアルバイト経験が生きたのか接客と話が上手で、かなりの速さでお客さんをさばいていました。

結果的に売り上げは去年より数千円高かったのですが、片日参加のデメリットはいかんともしがたく完全に赤字でした。
やはりまだまだ射撃スペースが狭いみたいです。三田祭では教室いっぱいを使いたいですね。

片付けも時間がかかり、時間オーバー&掃除不届きで来年の参加禁止という結果になってしまいました。
まあ飲酒や暴力、怪我で中止になるような不名誉な展開でなかったのが不幸中の幸いです。

(5000円を越えると来年度の参加ができなくなります)
①6/7送信のメールに確認の返信をしない:\500円
②8/9送信のメールにて、欠席の理由を返信しない:\500*2=\1000円
③8/19送信のメールにて、控室の使用用途を返信しない:\500*3=\1500円

無断欠席に関するペナルティ
①8/6参加者説明会に無断欠席:\1000円
②当日朝打ち合わせに無断欠席:500*2=\1000円


提出遅れに関するペナルティ
①参加者名簿 提出遅れ(8/14まで):\500円

本祭中のペナルティ
・完全撤退の20:30に間に合わない:\500円



えー、ちなみにメールが一週間ほど帰ってこないことやメールを三回くらい送っても無視されたこと、
直接矢上祭委員の部屋に行ってメールを催促した事がざらにあったことを報告しておきます



その後はラーメン食べて解散しました。




さて、今回一年生が改善案を示してくれました。いやー嬉しい

①アングラ感を減らす
 確かに軍服着たオタクがうろうろしてたら怖いですよね。
新歓で人数を集めたら路上ですぐ円陣になって話し始める、教室の入り口をふさぐといった習性が見られたのは以前言及しましたが、
今回はできるだけ入り口で団子にならないように注意しました。
 とはいえお客さんがあまりアングラ感を気にしていないのは
矢上祭、三田祭で正面に中国紅農軍のでっかい旗を掲げていても満員御礼だったので証明済みで、意外と大丈夫です。

 結局は大学生のやることなので、アングラ感を出そうとしても出せないんですよね
とは言っても清潔感を増やしてオシャレな感じにするのはいいと思います(ふわふわした結論)


②人員に余裕があれば接客担当は清潔感のある寒色系の制服やスーツファッションにする。
 三田祭で制服は評判よかったので、これはやろうと思います。
スーツファッションはたしかに警戒心が薄れそうなのでいいですね。


③ゆっくり落ち着いて喋る
はい……


④通常のお祭り射的との違いをアピールする→頭悪目の「本物志向の銃!など」(検討余地有)
これやろうとすると「アングラ感」が出ておかしな人を更に呼び寄せてしまうのであんまりよくないです


⑤有能二年の接客をマニュアル化
これは是非やりましょう。接客マニュアルは必要そうです。


⑥机の保護強化
「的を狙って」といっても机が狙われたことが何回かありヒヤヒヤしました。一応布で覆いましたがあまり信頼できないので
強化したほうがよさそうです。


⑦全体的に文字を大きくする(料金など)。模造紙の導入も検討の余地があるのでは。
これも是非やりましょう。担当者をひとり作るべきですね


⑧射場の設計の改良(さしあたっては柱を増やす?)拡大化(人員と予算に余裕があれば……)
車を運転してこれる人が増えれば可能です。
柱は東急の100円ショップでたくさん買えるので、これは可能ですね。


⑨マトの固定等
的が何回か落ちて、また机に乗っけるのがひと手間でした。これもやりましょう。


⑩受付と会計の位置の明確化(声をかけにくそうにしてた人がいたので、机に紙でも貼るとよいのでは)
廊下に「射的」と書いた紙を貼った机を置いたのですが、確かにそれだと受付に誰も人が居ないように見えます。
また会計と受付が一緒で混乱していました。
券を売る方式にしたらいいかもしれません。


●感想

11月後半にはさらに大きなイベントである三田祭が控えています。
とりあえず借りれる大きなパネルを頼み、射撃場を完全に塞ごうと考えたのですがこのパネル、高い……
横180cm×縦210cmが3700円…これだけで防虫ネットを15メートルほど買えます。

安全策を取り、それを六枚注文したのですがこれだけで22200円!参加費などもあるので、また財布が軽くなりそうです。

中国民兵と70年代解放軍で並んでいたら中国からのお客さんに大笑いされたのが印象に残りました。
いつか抗日期、55式65式、87式、99式、07式で並んでみたいです。

今回は下級生が手伝ってくれて助かりました。三田祭にも意欲的なので、これから定着率を上げていきたいところです。
  
Posted by ミリタリー衣装同好会 at 00:17Comments(0)参加報告

2016年09月26日

2016年10月8,9、矢上祭出展します


●矢上祭
矢上祭出展します。土曜日は外でフリーマーケット、日曜日は教室で装備着装体験とか射的とかやります
部でまとめて購入して余った帽子やワッペンなどを出品する予定です。


日時
10月8日(土) 12時00分〜18時00分
10月9日(日) 10時00分〜18時00分

場所:慶應義塾矢上キャンパス12-101教室

12棟は正面玄関のある建物の左です!

みんなきてね
矢上祭公式ホームページ
アクセス
住所:〒223-8522 神奈川県横浜市 港北区日吉3丁目14-1
最寄駅は東急東横線日吉駅です。歩いて10分くらい?

↑公式サイトより転載


※塾生の方へ
まだまだ会員募集してますので、矢上祭で一緒に装備着て接客してみたい方はお声おかけください

  
Posted by ミリタリー衣装同好会 at 14:21Comments(0)新歓・勧誘

2016年08月12日

2016年8/8、四大学合同分隊&リアルカウントサバゲを主催しました


ガンガンガガン!!!!!icon09icon09icon09ガンガンガガンガン!!!!icon09icon09icon09

ピッピーピピピーピッピッピピ!!!!!

ガンガンガガン!!!!!icon09icon09icon09ガンガンガガンガン!!!!icon09icon09icon09

ピッピーピピピーピッピッピピ

ピッピーピピピーピッピッピピ

ガンガンガガンガンガンガガンガン


ピッピーピピピーピッピッピピ

ガンガンガガンガンガンガガンガン

ガンガンガガンガンガンガガンガン

当サークルはオールラウンドサークルです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

夏ですね。大学生らしい季節になって参りました。そういえばブラジルオリンピックが開催されましたね。
ブラジルといえばサンバの国ですね!情熱的なゲームが見れそうで楽しみです。
ん?大学生・・・?サンバ・・・?ゲーム・・・?うっ頭が


おさるサンバゲームは置いておいて、さる8/8に四大学連合で貸切サバゲを行ってきました。
具体的には慶應、東洋大、東海大、中央大です。






●参加者:26名
○慶應
低脳未熟(うち):5名
KAMO(SFC):11名
○東洋
5名
○東海大
3名
○中央
3名

7つの国境(多分)
6つの共和国(三田キャンパスと日吉キャンパスは実質個別の共和国ではないだろうか)
5つの民族(大都会にあるといえる三田キャンパスと日吉キャンパスに比べ、SFCキャンパスは陸の孤島にあるので実質我々は別の民族といえるのでは)
4つの言語(「カコモン」「ワンチャン」など共通する単語は見られるが、例えば「ライニチ」などは慶應固有の単語である)
3つの宗教(先生福沢先生は揺ぎ無き存在なのでここではカウントしない)
2つの文字(大学生は全員日本語と英語を学習する)
1つの国家


ユーゴスラビア連邦かな?


話が逸れましたが、今回は特殊ルールとして分隊リアルカウントを導入しました。

分隊というのは6名ないし7名の参加者で分隊を構成し、その中に役割(分隊長、衛生兵など)をつくり、個人プレイになりやすいサバゲーで協力してゲームをすることを目的としたものです。

リアルカウントというのは、我々サバゲーマーは基本的に実在する銃をモデルにした遊戯銃を使っているわけですが、そのモデルになった銃と同じだけの弾数しかこめる事ができない、というものです。このルールはばら撒き乱射になりがちなのを抑えるために導入しました。

詳しくはぐぐってください。

実は、このイベントは10月に自分が行うサバゲーの予行練習のために企画したものなのですが「どうせやるなら大学合同のイベントにしちゃおうか」と考えネットでは参加者を募集せず、全員大学生で執り行いました。

●ルール
○6名分隊×2、7名分隊×2
○分隊構成
・分隊長 1名
・補給兵 1名
・衛生兵 1名
・狙撃手 1名
・小銃手 2名ないし3名


今回東海さんが全員ボルトアクションライフルで来るという大変男らしいことをされていたので、狙撃手の役割を作りました(狙撃手がいない分隊は連射マガジンを使える人を配置)

○弾は予め小分けにしておいたものを完全支給

○基本的に30発×4または20発×6を携行できる
つまり全員一度のゲームに120発まで持ち込めるというわけです。

○補給手は30×2×分隊員数を携行
つまり6人分隊であれば360発(12袋)、7人分隊は420発(14袋)持てます。

○狙撃手、多弾は補給なし

○衛生兵はカウンターを持つ。復活させる時にカウンターを押す
・衛生兵は復活できない(絶対に守り通しましょう)
・倒れた味方の腕をつかんで衛生兵のところまで連れて行くのもアリ
・衛生兵に助けられるときは小芝居推奨
・小芝居には乗ってあげる

○フラグゲットor敵を全員殲滅するorカウンター数が少ないチームが勝ち


●事前準備
今回はルールがかなり面倒になったので、開催前の土曜日に分隊長を集めてミーティングを行いました(意識が高い)
ルノアールの飲み物の高さに驚いたあと3時間ぐらい中身のない話をし、20分くらいまともな話をして解散しました(日本人なので会議も美しい)

その他事前にBBローダー64個を用意しました。これは弾を持ち込むときに小分け袋だと装填が面倒なので、あらかじめBBローダーか弾倉に弾を込めて持ち込んでもらうためです。

弾は約20000発を事前に小分けし、30発の袋を380、20発を60、100発(多弾用)を16、狙撃手用に専用の袋を2、30袋ずつ用意しました。

また熱中症対策に9.1ℓ&5.1&のウォータージャグと65ℓ分の粉ウォータードリンクを用意しました。65リットル用意したのは、建設作業員が現場で夏場に飲む水がだいたい2ℓである事を聞いたためです。

●ゲーム展開
朝9時半くらいからスタートできるだろうと考えていましたが、台風の接近に伴う雨や遅刻してきた部員への対応、渋滞などもあり全員集まったのが10時、ルール説明や弾の配布に時間がかかり開始は11時からとなりました。

あと慶応生の前日、当日キャンセル合わせて6人くらいいました。

○第一、第二ゲーム
最初のゲームはとりあえず様子見としてフラッグ戦を行いました。
赤チームと黄色チームに別れ、それぞれ2分隊13名で戦います。
自分は赤チームの第一分隊長をやっていて、折角なので陣形を組もうと考えていたのですが、陣形を組む暇もなく敵の射撃が始まり、もうひとつの後輩が指揮する第二分隊は連携を待たずバラバラに前進していってしまったので普通の撃ちあいとなってしまいました。

しかしはじめに分隊を意識させた効果があり、普段のサバゲより格段に連携している場面が増えたと思います。「○○に敵!」「こっちに負傷者!」などの声が聞かれました。

自分の第一分隊はみんなきちんと自分の命令を待ってくれ、「第一分隊集合!」と叫ぶとちゃんと集まってくれたのですが、一度戦闘に突入すると身動きが取れなくなったり、前進していってしまうため、それ以降は何回か絶叫して集合を叫ばないと集合できませんでした。

結局個人の技量が問われることになり、上級者の多いこちらのチームが勝ちました。
自分は友人から買ったDBOYSのAKMSがジャンク一歩手前だったのに気付かず5メートルくらいしか弾が飛ばなかったので突撃して相討ち、名誉のヒットを遂げました。

○お昼
「衛生兵の復活をなしにしておけば殲滅線になってそんなにかからず勝負がつくだろう」と考え、フラッグありとはいえ時間制限を設けなかったのですが、結局それぞれのゲーム(拠点を入れ替えてのゲーム)に20分ぐらいずつかかり、第二ゲームが終わった後はすでにお昼でした。

○午後のゲーム
午前と同じくフラッグ戦を行いました。
リアカンを導入したのは初心者と上級者の銃の性能差を出さないようにという考えだったのですが、蓋を開けてみれば精度や速度はお金をかけたほうが強いので結局初心者は不利だという事が午前でわかったため、新入生の弾数制限を無くしました。

その結果新入生がヒットを取れる事が増え、喜んでいたので良かったです。

また拳銃の弾数制限をなくしていたので、必然的に拳銃が活躍していました。反面拳銃を持っている部員が有利になってしまった(その分だけ多く持てるから)ため、次は合計で120にしたほうがよさそうです。

3ゲームぐらいやって赤チームが勝つことばかりだったので分隊を入れ替えました。
具体的には赤チームに第一、第二分隊、黄色チームに第三、第四分隊だったのを入れ替え、赤チームに第一、第四分隊が来るようにしました。
第四分隊長は突撃野郎だったので一緒に演説して突撃しました。

○拠点防衛戦
ユニオンは広く、真ん中に砦があるのでそこを防衛、攻撃するゲームをしました。
当然ながら同じ人数であれば防衛が有利なので、防衛チームは一時的にメディックなしにしました。

結果的に裏表両方とも防衛側が敗北しました。
しかしあそこの砦の中結構危ないですね。交戦距離が必然的に近くなるので当たるとかなり痛いです。自分も突入したときに唇の上に二発食らい、3日ぐらい痕が残りました。

「兵に告ぐ、勅命が発せられたのである!既に・・・」と演説してから突入するのが気持ちよかった

次は防衛側はフルオート、建物内はセミオート、攻撃側はセミオートとかでいいかも知れません。


○ウサギ狩り戦
要はゲリラ戦です。片方のチームが潜伏し、もう片方が分隊でそれを掃討します。
10分間で掃討されたメンバーが少ないほうが勝利です。

自分は茂みの中に隠れ、5、6名くらい倒しました。迷彩効果を見せ付けられて気持ちがよかった。
あまり時間がなかったので正規軍vsゲリラを演出するのが難しかったです。



●総括
まずはじめに用意した袋と消費数の表になります。



予想では用意した分は数ゲームで撃ち切ってしまい、それ以上は寄付を募ろうと考えていたのですが、予想以上に消費量が少量でした。これはリアカンの影響で撃ち控えがあったことや、補給があまり機能していなかった事などが挙げられると思います。
実は意外と撃たないもので、自分も弾倉を四つ撃ちきった事は一度もありませんでした。

あとはハンドガンが主戦力になっていたこともあると思います(ハンドガンの弾は自分で補給するように言ってありました)

ちなみに今回は完全に大赤字なので10月は最初から寄付を募るか各自で用意してもらう形にしようと思いました。

○アンケート
今回のゲームから感想と評価を募りました。
その結果がこちらです。






まあ大学のサークルなので回答数が16/26ならそこそこでしょう
しかしグラフ系の質問は回答を必須にしておけば良かったですね・・・

○参加者の感想

・気持ち良かった 天気◎
・いつものサバゲーと違ってより緊張感のあるサバゲーができて良かった
・楽しくサバゲーできました!
・弾数制限戦は初めてでしたが弾ぎれの緊張感があって楽しかったです
緊張感のあるサバゲーでした
・楽しいサバゲーでした。
・楽しかった
・大学合同だったので普段会えない人と交流しつつサバゲが出来て楽しかった。
・分隊行動という、普通の定例会ではできない動き方ができたので面白かったです。
・初参戦ながら楽しめました
・初めての屋外で色々勉強になった、30発単位で撃ち合ってる軍人は凄いなと思った(小並感)


弾切れの緊張感を挙げている意見が多いですね。良かったです。
天気も曇りでそこまで暑くなかったのが良かったと思います。


○満足した点
・テキパキしてた フリマや物販がユニーク
・普段と違ったサバゲーができた点
・リアカンの緊張感。
・先輩たちが仕切ってくれたこと
・分隊行動で連携度が上がったこと
・広いフィールドでサバゲーができた。
・敵をキルできた
・少弾数の緊張感
・いろんな人とサバゲができた点
・弾やルールなど、運営側の準備がしっかりしていたこと。
・何よりも実際に撃ったこと
・あのフィールドは楽しかった。
・フィールド
・弾数管理の重要性が身に染みた


デザユニ好評で良かったです。


○不満だった点
・遠い
・4時ちょっと過ぎに終了していたので、もう少し遊べたらと思いました。
・特に無し。
・分隊行動する意味があんまりなかった
・少し、グダグダ感はあったような気がします
・弾数の差が途中から出過ぎてた点
・銃の精度
・まだ初心者にも関わらずメディックを無条件で押し付けられ、その上プレイ中に文句を言われた点
・途中から分隊行動が機能していなかった点。人数に反して、フィールドが広すぎたのだと思いました(笑)
・ダンジョン戦みたいなのもやりたいですね(人数はともかく
・分隊がいかしきれていない感があった
・分隊をやるならもう少し細かくしてほしい
・カレーの量がすこしもの足りなかった(デブ並感)


分隊制度は確かに崩壊していました。
もっと練習に時間を割くとか、立ち位置を決める(ずっと分隊長の左にいるなど)を決めたり、
分隊長の許可なしに射撃できないとかにすれば良かったかもしれません。あと分隊の人数も4名とかの方が指揮ができたと思います。

またある程度分隊で陣形を組む猶予が必要だったかと思います。
交戦距離が短く見通しがいいので分隊を組む前に敵が来るとこちらも急いで展開しないといけないんですよね・・・

>プレイ中に文句を言われた点
これは分隊長の責任ですね・・・

>カレーの量がすこしもの足りなかった(デブ並感)
メガホンで五回くらい「カレー余ってるよ!!!!!!」って言っただろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!111111!!!!!!!!!


○どこを改良すべきだと思いますか?
・特になし
・特になし
・弾は各自で持ってくるようにする。
・ルール説明は細かい所までやっても良かったと思います(サイドアームの弾数制限について等)
・ゲームの種類の少なさ
・ローダーと袋ではなくマガジンを用意したほうがいい
・ルールの不明確さ、連絡不足がある点
・補給関係と拳銃の所持弾規定
・跳弾の判定
・人数
・防衛戦のバランスを少し見直した方がよさそう


>弾は各自で持ってくるようにする。
フィールドで30発測ってこめる様にすると時間がかかりそうだったので今回は完全支給にしました。

>ゲームの種類の少なさ
これは仰る通りです。途中で同じような試合が続きだれていました。

>補給関係と拳銃の所持弾規定
拳銃はもっと厳密にすべきですね(拳銃無双してるのがいたし)


○どんなイベントをやってほしいですか?
・インドアリアカン戦
・また貸切とかで初心者でも楽しめるようなカジュアルな感じのサバゲー
・もっとワイワイやれるのを希望
・ハンドガン戦
・初心者なのですぐヒットをとられてしまうため、今回はリアルカウントというルール上しかたなかったが、やはり無限復活戦を入れてくれるとありがたいです。
・ヒストリカル系のサバゲー。または、貸切ならではの、茶番タップリのサバゲー
・日本シャンバラ化計画


>また貸切とかで初心者でも楽しめるようなカジュアルな感じのサバゲー
上級生スポンジブレードで下級生ハンドガンとかいいかもしれません。上級生は隠れる感じで

>ヒストリカル系のサバゲー。または、貸切ならではの、茶番タップリのサバゲー
何回か募集してます

>日本シャンバラ化計画


●反省
今回はかなりスピーディで参加者全員が指示に従ってくれましたが、せっかく指示に従ってくれたのにルールの不備があり完璧とは行きませんでした。
次回はよりルールを厳密化し、マニュアルを事前に共有する、会議メンバーを増やすなどで対応したいと思います。
とはいえ皆楽しんでくれてよかったです。就職戦線に突入する前にまた一度やろうと思います。


おわり



そういやシンゴジラ見てきました。攻撃中止命令に五人くらいの伝言ゲームが行われたところと
作戦終了後に主役はそんなに喜んでないのに後ろに立ってる自衛官たちが無言で肩を叩き合っていたシーンがお気に入りです。

  
Posted by ミリタリー衣装同好会 at 16:57Comments(0)参加報告

2016年07月05日

2016年6月19日 装備登山


ちょっと前ですが、6/19に登山に行ってきました。
写真がアップロードできないのでまたあとで編集しなおすと思います。

6/19 迫真登山

登山とはいっても634mの低山です。
これより前に別のサークルで2000メートル級の山二つを縦走して死にかけたので
今回は低い山にしました

参加者は会長、幹部(後輩)、SFCサバゲ部会長です。
本当は今回あと二人新入生が参加できるはずでしたが、
バイトが入って来れませんでした…(新歓イベントとは…)

※写真は例によってクリック拡大です






今回はこんな感じで行きました。
迷彩はズボンだけ、徽章類は付けません。



07式訓練帽子
07式ズボン
07ズボンベルト、07腰ベルト
87式雑嚢
87式水筒もしくは式10水筒
01式バックパック
99式訓練靴もしくは07式作戦靴


このほかレーションも持っていきましたが、そこまでつらい行程ではなかったので結局食べませんでした。


さすがにマナー的に上下迷彩は微妙なのと、もし仮に遭難した時のため(低山で遭難はないと思いますが)に蛍光色のでっかい旗を一人一枚ずつ持ちます。



行程

・大月駅~岩殿山
8:30に集合しました。駅前で着替えるのがはばかられる(ズボンだけでも同じ迷彩の男が三人いたら右翼団体みたいだし)ので、山の近くで履き替える事にします。


・登山開始
一人車だったので駐車場を探しており、着替えにもたついたこともあって登山開始は予定より遅めの9:30くらいでした。


・岩殿山山頂
しばらく階段が続き、息切れした頃になって岩殿山と稚児落とし(切り立った崖)の分岐点があります。
山頂から富士山が見れると聞いたのではじめは山頂に行きました。




雲が出ていたため富士山は見えませんでしたが、人も少なく眺めもいいので非常に気持ちがいいです。
江戸時代くらいまではここに城が立っていたらしく、毎日ここまで通勤していた人は大変だっただろうなと思いました。



厳密にはここが山頂というわけではなく、本当の山頂は鋒火点(狼煙台?)なのですが、目の前にごつい鉄塔が立っていて風情とかそういうものはなく””””””マンパワー””””””を感じました


・天神山へ
なんとなく歩いていたらたどり着いた感じなので取り立てて書くことはないのですが、ここに行くまでの間クサリ場があったので項目を分けました。それっぽい写真が取れて満足です。






天神山の山頂には小さな祠がありました。
SFCが5円備えていたのですが、自分と後輩は10円しか持っていなかったのでそれを供えてきました。
備えたら後輩が

「10円って読み方変えたら『遠縁』だから縁が遠ざかっちゃうんじゃないですか?」

うるせえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

彼女ができるようにお願いしておきました。


・稚児落とし
切り立った崖です。眺めはとてもいいのですが高所恐怖症だったのでふちには近づきませんでした。






・稚児落としから大月駅
道がそこそこ荒れていてなかなか降りるのが大変でした。
雨も降り始めていたので急いでおりました。





どれくらい迷彩が通用するのかバックパックを草むらにおろして10メートルくらい離れたのですが、まったくどこにあるかわからず、
きちんと迷彩が通用するのかと驚きました。
装備布教のためだったので比較写真も撮影しましたが、帰りにデジカメをなくしたので写真を載せられません…


最後着替える前に記念写真も撮りましたが、例によってカメラをなくしたので写真がありません。

大月駅に着いてからは駅前の店でラーメンを食べて帰りました。









●装備に対する感想

・07式訓練帽子

(左から実、レプ)
実物は大学構内で盗難にあったので縫製が近いレプリカをかぶりましたが、少し小さめに作られているのかかなりキツキツでした。
正直普通のつば付き帽なので言及するようなことはあまりないのですが日陰にはなったと思います。

山登りに使うとしたらブーニーハットかソ連パナマ帽、アフガン帽の方がいいかな…
SFCが陸軍タオルを帽子の下に巻き帽垂のように使っていましたが、そういや帽垂ってなぜ廃れたんでしょうね。
農家のおばちゃんが使ってるのは見るのに軍用品では見ない気がします。
ちなみに帽垂れは英語でHavelock capといいます


・07式ズボン

(左がレプ、右が実)
レプリカは実と比べて材質がしっかりしていますが肌触りが悪いです。多分通気性も悪いのではないかと…
実の繊維の配合がわかれば近いものを探せるのですが…
とはいえ民兵や学生をやるのであればレプの方が正しいのと、正規軍人でもレプを使うことがある(使いつぶせるし品質がいい場合もあるから)そうなので、これはこれでアリかも知れません。

縫製が同じ(と現地の友人が言っていた)レプリカを使いました。
実物よりボタンの色が濃いのと、色も濃いです(実物はもっと擦れた感じ)
実物とレプリカの比較画像を上げたいのですが前述通り盗難されたのでありません(美しい国)
解放軍は上着が4ポケットなので裾を出すのですが、それでもズボンの中に熱がこもって暑いです…



裾がマジックテープで絞れるようになっています。
以前、解放軍装備を集めているJ隊の知人が「ヘイシャのより使いやすい…」と言っていました。
ちなみにJ隊はズボンの裾をたくし込むのですがマジックテープのようなものはなく、自分で後ろに織り込み、
足ゴムをつかって止めているそうです。


・07ズボンベルト、07腰ベルト

ナイロン製のズボンベルトは外さないと長さが調節できないのが難点だと思いました。解放軍はこれより前、1987年に一度新しいベルト
になっていまして、ビニール製で外見も縫製も安っぽく見えるのですが、サバゲーでは正直そっちのほうが使いやすかったかな…



腰ベルトはナイロン製でかなり使いやすいです。ワンタッチで着脱できます。



ただ長さ調節をするときにツメを外すのがかなりめんどくさいです。


・87式雑嚢
これが今回一番好評だったのではないでしょうか。
制式装備としてのショルダーバッグ型の雑嚢は文革のころからあったようです。

1970年代末から始まる中国とベトナムでの国境紛争時、バックパックは主に空挺部隊向けのものだったようで、
一般部隊の行軍時は解放靴(うわばきみたいな運動靴)にゲートル、弾帯、雑嚢、腰回り、布団(糸で縛って直接担ぐ)、解放帽(いわゆる文革帽)、鉄帽(すべての兵士が持てたわけではない)でした。

おそらくこれにほとんどの日用品を入れていたようです(とは言っても東南アジアですから冬服などを持ち歩く必要もありませんし、そこまで入れるものもなかったのではないかと思います)

ここ10年くらいは流石に前線の部隊が使用している写真をあまり見たことはありませんが、後方部隊や民兵(消防団みたいな感じ)
は87式雑嚢の後継装備である07式雑嚢を使用しているのを見かけます。
今回は07を使ってもよかったのですが、07は黒いショルダーバックといういで立ちで、大学帰りかな??パソコンを入れるのかな??
みたいな感じがして正直格好良くないので87式にしました。


・87式水筒


使いやすいし量も入るのですが、腰ベルトの下をくぐらせないといけないのが面倒くさいですね(飲むたびにいちいち腰ベルトを解かないといけない)
くぐらせなくてもいいのですが、そうすると歩いている途中暴れまわり股間にクリーンヒットして悶絶します。
また半日立つと水が鉄臭くなるのは閉口しました(軍用品はそういうものなんでしょう)
ただこれは登山での感想であり、本来行軍時には小休止や大休止の時でもなければ水を飲まない(そうしないとすぐに飲んじゃうから)
ものだそうなので、取り出しにくいのが当たり前なのかもしれません


・10式水筒
 """"""アメリカ軍の水筒""""""と書けば大体どんな感じかわかると思います。水も鉄臭くならず、飲み口も広く、肩掛け紐もついているので安定し、ベルトにもバックパックにもベストにも取り付けられるのですごく便利です。
これも部員からの評判がとてもよかったです。
水筒自体は生産が簡単なのか配備を優先しているのかはわかりませんが、民兵でもこれを装備していたりします。


・01式バックパック

現在、2006年に開発された新型のバックパックに置き換えられつつありますが、今でもよく見ます。
もともとの模様は1997年に導入され2001年に改良が加えられたウッドランド迷彩でしたが、新式の07迷彩でも生産が続けられているようです。
そもそもが冬服や飯盒、ベッド、テントなど生活品を運ぶためのものなのであまり登山に向いているとは言えません。
実際解放軍では作戦時には作戦包と呼ばれる小さなリュックサックを着けます。

クッションパッドが二つ付いているのですが正直不完全で、肩紐もあまりクッション性がないので容赦なく肩に食い込みます。
登山用の高価なバックパックには腰にあたる部分に可動式のクッションがついているのですが、当然そんなものはないので擦れたり蒸れたり中のものが当たったりしました。
また肩紐と腰紐の長さの調節が面倒で、いちいち下ろさないと調節できず、ウェストがある程度太くないとフィットしません。

ただ部員からの評判は非常によく、60Lの容量がありシャベルや水筒やガスマスクバッグを結わえ付けられるので、低山やキャンプに行くのには適したバックパックだと思います。


・99式訓練靴
「俺の持ってきたスニーカーの方がまだ登山に向いてそう…」
と言われた訓練用の靴です。民兵は出動時にも使っているらしい
非常に軽量、安価、ゴム臭いの三要素を兼ね備えていますが、個人的にはサバゲー用としてはかなりいい靴だと思います。
ただ非常にペラペラしているのでグリップ力がないのと、衝撃吸収力がないので足が痛くなります。

これ以前の解放軍は解放靴と呼ばれる運動靴(バレーシューズや上履きみたいな感じ)で雪が降らない場所ならどんな地域にも出向いており、山やジャングル、砂浜でも解放靴でした。
昔の人は凄かったんですね…結論から言えば登山には全く向いていないです


・07式作戦靴
実物と言われて買ったのですが、どうやらPX品(製造企業は実物と同じでも細部が異なる民間向けの品)のようです。
平たく言えばジャングルブーツなのでそこまで悪くないのですが、やはり登山には登山靴の方がいいです。
今回は低山なので足をひねることはありませんでしたが、07作戦靴は側面への補強がないため足をひねりやすくなっています。
また靴底のグリップ力も、平地では楽なのですが山では微妙でした。


・06陸軍タオル

普通のタオルです。肌触りがいいのと、多分吸湿性はいいです(とSFCが言ってた気がする)


●今回の反省
 簡単な山でしたし、特にトラブルもなく終わったので反省点はそれほどないと思います。
みんな疲れた、疲れた、と言っていましたが、あまり休憩をとらず(とる必要がなかった)、そこまでお腹も空かなかったので昼食に持ってきた
レーションも食べませんでした。
本当は規定通りの物(冬服、寝袋、テントなど)を詰めるか同じ重量の水を入れて登山したかったのですが、装備布教のため
三人分の装備を詰めてここまで担いでこなければならなかったためできませんでした。

また100均の屋筒型の書類ケースに81式(3.5kg)もしくは95式(3.25kg)ぶんのペットボトルに入れた水を詰め、
それを担いで行こうかとも思いましたがやらなくて正解だったと思います……

装備布教としては大成功で、SFCも後輩も装備を買ってくれました。
ウレシイ…ウレシイ…

一度装備を全部つけて登山体験をしてみたいですが、流石に普通の山でバッチリフル装備してエアガン担いで…だと事件になりそうですし難しいですね。許可を取ってスキー場のゲレンデを登るというのも考えたのですが、最近は夏でもゲレンデを利用していたり、整備があったりでできませんでした。
許可を取れば大学構内の日吉の丘くらいなら登れるかもしれませんが、そこまで高低差がないのと大学から許可が下りるかは…

今回登った山は都心から2時間以内でしかも歩いていけるというアクセスの良さ、低山なのに岩場も鎖場も林道もあって楽しめるというすばらしい山でした。
参加した部員は二人とも楽しかった、来てよかった、これからはウォーキングが熱いと言っていたので大成功だと思います。


おわり
  
Posted by ミリタリー衣装同好会 at 20:10Comments(0)装備